メリット・デメリットと「株式移管」という出口戦略まで解説💡
会社員の資産形成でよく出てくるのが社員持株会。
「会社が補助してくれるしお得そう💛」と思って始めたものの、
いつ売ったらいいの・引き出す方法がわからないと感じていませんか?
筆者も株について何も知らなかった新入社員のころから社員持株会で株式投資をしています。
しばらくはノールックでたんたんと積み立てているだけでしたが、ある時、会社の株が乱高下😭
そこから猛勉強し、どうするのがいいかについて自分なりに戦略を立てました。
この記事では、
- 社員持株会のメリット・デメリット
- いろんな出口戦略
- 株式移管 ⇦ オススメ💡
まで、ご紹介したいと思います。
1、 社員持株会とは?
毎月の給与から一定額を積み立てて、
自社株を定期購入する制度です。
多くの企業で、
✔ 奨励金(5〜10%程度)
✔ ドルコスト平均法
✔ 天引きで強制的に貯まる
といった仕組みがあります。
私も給与天引きで毎月積み立ててます。
2、 最大のメリットは「奨励金」😇
例えば:
- 毎月1万円積立
- 奨励金10%
→ 毎月1,000円分“無料で株が増える”
これは年利換算すると非常に強力です。
投資をされている方はご存じかもしれませんが年利4%で運用することを目標とする人が多い中、
年利10%が約束されている株にはなかなか出会えません!
👉 短期的にはほぼ確実にプラスになりやすい制度です。
3、 ただ注意点も多いです😭
1️⃣ 分散が効かない(最大のリスク)
- 収入 → 自社
- 投資 → 自社株
👉 会社が傾くと「収入+資産」が同時にダメージ😭
これは資産運用的にはかなり危険な状態です。
それも覚悟で運用する必要があります。
また、多くの場合NISA口座ではなく特定口座での運用となるため、
売却益や配当金に税金がかかってしまいます。
2️⃣ 売却の自由度が低い
- 売却できるタイミングが限定される
- すぐ現金化できない
社員持株会は通常の株式と異なり自分で持っている証券口座で購入するわけではなく
社員持株会というところで管理されている為、会社へ申請し所定の手続き経て自分の証券口座へ引き出す必要があります。
機動性が低いのがデメリットです。
3️⃣ 証券口座が固定されることがある
ここが今回の本題です。
多くの企業では:
👉 指定の証券会社(多くの場合が大手証券会社)が決まっている
- 手数料が高い
- 使い勝手が悪い
- NISA口座が別の場合は証券会社を分けて管理することになる
などの不便さがあります。
取引手数料が安いネット証券を使いたいと思っても、
会社の指定で仕方なく大手証券会社の口座も作らないといけない!
なんてことはよくある話だと思います。
4、社員持株会運用での最重要ポイントは『出口戦略』💡
入口のハードルが低い社員持株会はその反面、
👉 「どこで抜けるかの出口戦略」が重要
となってくる制度です。
5、 社員持株のいろんな戦略
持株会についての戦略について3パターン考えたのでご紹介します。
🎯 パターン①:短期回転型(定期的に売却)
- 奨励金を受け取りながら積立投資
- 一定額たまったらすぐに引き出す
- 売却して利益確定
👉 奨励金を“確実に回収”する戦略
🎯 パターン②:長期ほったらかし型
- 奨励金を受け取りながら積立投資
- 退職まで何も考えずほったらかし
- 退職後も株式運用し配当金をもらい続ける(※配当金がある企業のみの戦略)
👉 自分の勤める企業の成長を信じられる方向け
🎯 パターン③:タイミング売却型
- 奨励金を受け取りながら積立投資
- 自社企業の株価を定期的にチェック
- ○%上がったら売却するなどのルール決め
- そのタイミングで売却
👉 自社の置かれている社会情勢も詳しく把握しておく必要がある
🎯 パターン④:取り崩し型
- 奨励金を受け取りながら積立投資
- ある程度たまったら株式移管 (後述)
- いくらずつ定期的にたんたんと売却するなどのルール決め
👉 売却手数料が毎回かかるとあまりおいしくない手法なので株式移管と併用がオススメ
6、 わたしのオススメ戦略:株式移管
✔ 株式移管とは?
社員持株会で購入した株を、
👉 会社指定の証券会社の口座から好きな証券口座に移すこと
✔ なぜ移管するのか?
理由は2つです。
① 取引手数料が抑えられる
最大の理由は取引手数料が抑えられるからです。
大手の証券会社の取引手数料はとにかく高いです。
大手証券会社にはネット証券と違い、対面取引があります。
対面取引の場合とオンラインでも手数料は大きく変わります。
💸大手証券会社の対面取引手数料
👉 約定代金に対し何%かの手数料+何万円などの手数料がかかります😭
(私には到底たどり着きませんが)
例えば:1億円以上の場合 ⇨ 取引手数料は22万~28万円かかります。
💡金額が1,000万ぐらいでも軽く数万円します。
ちなみに筆者は約定代金がなんのことか分からなかったのですが、取引する株の金額です
約定代金 = 持ってる株数 × その時の株価 (税金と違って利益ではないので注意💡)
💸大手証券会社のオンライン取引手数料
👉 約定代金に対し何%かの手数料+何万円などの手数料がかかることは同じ😭
ただ、オンラインは少し安いです。
例えば:1億円以上の場合 ⇨ 取引手数料は約定代金×0.16500% + 11万円
💡オンラインだとしても1,000万の取引で軽く数万円くらいになります。
それに対し、
👼ネット証券のオンライン取引手数料
そんな大手証券会社と比較し、
楽天証券やSBI証券は取引金額に関わらず無料です。
これをみると大手証券会社からネット証券へ移動させたくなりますよね!
その移動する方法が、今回オススメした「株式移管」という方法です。
大手の証券会社から株式移管するにも手数料がかかりますが、
1万円しない程度です。(私がしたときは実際6,800円くらいでした。)
それなら移管させた方が絶対にお得ということになります!
また、松井証券ではその移管手数料を変わりに支払ってくれるサービスもある為オススメです。
松井証券は老舗の証券会社ながらも手数料は50万円以下であれば無料です。
それより大きい金額であれば手数料が少しかかってきますが大手の証券会社よりは少ないです。
出口戦略として、少額から取り崩していく場合に手数料がかからないギリギリの50万円ずつ引き出していく戦略にした場合にはぴったりの証券会社ではないでしょうか?
あまりたくさん証券口座は持ちたくない私も松井証券の口座は作りました。
👉 結論:松井証券(一番おすすめ)や楽天証券、SBI証券へ移管するのがオススメ
② 証券会社を統一できる
- 楽天証券
- SBI証券
NISAの口座をネット証券でしている方もいらっしゃると思いますが、
証券口座をひとつの口座にまとめることで、管理が楽になります。
👉 管理が圧倒的に楽になる
③ 場合によってはNISAを活用できる(※)
NISA口座を作っている証券口座に移管すれば売却後にNISA口座で再度購入できます。
👉 持株から引き出した株式をNISA枠で運用可能になります。
※移管するだけではNISA口座には入らない為、一度売却しNISA口座で購入が必要です。
7、 いつ移管や売却を検討し始めるべき?
持株を持っている方の永遠の悩みかもしれませんが、いつ売却すればいいのでしょうか?
一般的によく言われている目安:
- 100万円〜300万円貯まったら一度検討
- 自社株比率が資産の20%超になったら見直し
- 株価が大きく上がったタイミング
- まとまったお金が必要になったとき
以上が目安のようです。
資産比率が20%超えていても自社の成長を信じられる企業に勤めていられる方は幸せですね😇
8、 持株制度の注意点
⚠ 税金
- 売却時に譲渡益課税(約20%)
- 配当金がある企業の場合も配当金にも税金がかかる
- 取得単価の管理が重要
⚠ インサイダー規制
- 自社株なので売買制限あり
- 決算前などは売却不可
わたしも実際、決算の前や重要な場面では取引をしてはいけないという案内があります。
⚠ 移管手続き
- 会社・証券会社ごとにルールが違う
- 手続きに数週間かかることも
実際、わたしが手続きをしたときは電話して書類を取り寄せる必要がありました。
オンラインだけでは完結できませんでした。
この点は不便な反面、やはり大手はセキュリティがしっかりしているなという印象も持ちました。
時間はかかりますが、持株を売却することができない時期もある(決算時など)ため、移管に時間がかかっても気長に待てばいいかなと思います。
9、 結論
社員持株会は
👉 「入り口のハードルが低い上に優秀、ただし出口はしっかり考えないといけない」制度
会社としては社員に株の勉強や、企業の決算に興味を持ってもらう為の戦略でもあると思います。
実際、わたしの会社には株に詳しい人が比較的多いように感じます。
📌 まとめ
✔ 奨励金は非常に強いメリット
✔ ただし集中投資リスクが高い
✔ 指定証券口座は不便なことが多い
✔ 株式移管がオススメ
🎯 さいごに
社員持株会は「出口戦略が大事!」
この記事を読んで社員持株が気になった方、ぜひ挑戦してみてください。
いろんな気づきがあるかもしれません。
社員持株制度に魅力を感じた方がいらっしゃいましたら、持株制度のある企業への転職も検討余地ありかもしれません😇
